「うちの子にも英語を習わせてあげたい」「でも、まだ小さいし、楽しく学べる教室はあるかしら」――そんな風に思いながら、この記事にたどり着いてくださったママ・パパも多いのではないでしょうか。
私自身、モンテッソーリ教師として10年間、数え切れないほどの子どもたちと関わってきました。そして、一人の母として、わが子の英語教育に悩み、高額な教材を購入して失敗した苦い経験もあります。その時に痛感したのは、「正解探し」に疲れた保護者の心を軽くし、一人ひとりの子どもの個性と好奇心を何よりも大切にすることの重要性でした。
今回は、そんな私の視点から「ラボパーティー」について、リアルな口コミと共に、メリット・デメリットを包み隠さずお話しします。この記事を読み終えた時、あなたが「まずは体験教室で、親子で楽しめそうか試してみよう」と、安心して次の一歩を踏み出せるよう、全力でサポートいたします。
ラボパーティーって何?他の英会話教室とは全く違う「物語」の世界
一般的な英会話教室とは一線を画す独特なアプローチ
「Hello! How are you?」から始まる従来の英会話教室とは異なり、ラボパーティーは「物語」を通じて英語に触れるという独特なアプローチを取っています。
想像してみてください。3歳のお子さんが、『3匹のこぶた』の物語を英語と日本語で聞きながら、実際にこぶたになりきって演じている姿を。「Big Bad Wolf!」と言いながら、本当にオオカミが来たかのように目を輝かせ、友達と一緒にわらの家、木の家、レンガの家を作って遊んでいる様子を。
これがラボパーティーの核心です。英語を「学ぶ」のではなく、物語の世界で「体験する」ことで、自然に言語を吸収していくのです。
私が保育現場で見てきた経験からお話しすると、この時期の子どもたちは「意味のある活動」に夢中になります。単なる単語の暗記や文法の練習では、すぐに飽きてしまいますが、物語の中で役になりきることで、何時間でも集中していられるのです。
ラボパーティーの3つの特徴
心が躍る物語の世界で自然に英語に触れる
ラボパーティーでは、世界各国の名作童話や昔話を題材にします。『不思議の国のアリス』『ピーターパン』『かぐや姫』など、子どもたちが既に知っている、または心惹かれる物語ばかりです。
なぜなら、この時期の子どもは「知っているお話」に安心感を抱き、「もっと知りたい」という好奇心が自然に湧いてくるからです。私自身の子育てでも、息子が同じ絵本を何度も「読んで」とせがんできた経験があります。子どもにとって、慣れ親しんだ物語は「安全基地」なのです。
異年齢の仲間と一緒に学ぶ縦割り活動
多くの英会話教室が年齢別のクラス編成を取る中、ラボパーティーは3歳から高校生まで、幅広い年齢の子どもたちが一つのグループで活動します。
これは、私がモンテッソーリ教育で大切にしている「異年齢交流」と同じ考え方です。年上の子は年下の子を自然にお世話し、年下の子は年上の子に憧れて「あんな風になりたい」と思う。この関係性の中で、英語だけでなく、思いやりや協調性といった「生きる力」も同時に育まれていくのです。
表現活動を通じて自己肯定感を育む
物語を演じ、発表する機会が豊富にあることも、ラボパーティーの大きな特徴です。年に一度の大きな発表会では、子どもたちが練習の成果を披露します。
「うちの子、人前で話すのが苦手で…」と心配される保護者の方もいらっしゃるでしょう。でも大丈夫です。物語の中では、子どもは「自分」ではなく「役」を演じています。内気な子でも、勇敢な王子様になりきることで、いつもとは違う自分を表現できるのです。
リアルな口コミから見えてくるラボパーティーの実像
保護者の皆さんから寄せられた生の声
実際にお子さんをラボパーティーに通わせている保護者の方々から、どのような声が聞かれるのでしょうか。SNSや口コミサイトから、リアルな体験談をご紹介します。
「子どもが楽しそうに通っている」という喜びの声
「4歳の娘が毎週楽しみにしています。家でも『今日はシンデレラごっこしよう!』と言って、英語のセリフを真似しています。発音もとても良くて驚いています」(4歳女の子のママ)
「息子は人見知りが激しくて心配でしたが、年上のお兄さんお姉さんが優しく接してくれるので、今では積極的に参加しています。英語よりも、社会性が身についたことの方が嬉しいかもしれません」(5歳男の子のママ)
この時期の子どもにとって、「楽しい」という感情は学習の原動力です。私が保育現場で見てきた限り、楽しんでいる子どもの吸収力は本当に驚くべきものがあります。
「他の英会話教室とは全然違う!」という驚きの声
「以前、他の英会話教室に通わせていましたが、座ってテキストを見ながらの学習で、子どもがつまらなそうでした。ラボパーティーに変えてからは、体を動かしながら英語に触れるので、生き生きしています」(6歳男の子のパパ)
「英語『を』学ぶのではなく、英語『で』遊んでいる感じです。気がついたら英語のフレーズが口から出てくるようになっていました」(3歳女の子のママ)
これらの声からも分かるように、ラボパーティーは従来の「教える・教わる」という関係ではなく、「一緒に楽しむ」という関係性を大切にしているのです。
「発表会での成長に感動」という感激の声
「年に一度の発表会で、普段は恥ずかしがり屋の息子が堂々と英語で演技している姿を見て、涙が出ました。英語力もですが、表現力や度胸がついたと思います」(7歳男の子のママ)
「娘は毎年違う役に挑戦しています。今年は『オズの魔法使い』のドロシー役でした。練習から本番まで、本当に楽しそうでした」(8歳女の子のママ)
一方で、こんな不安や疑問の声も
もちろん、すべてが順風満帆というわけではありません。実際に通わせている保護者の方からは、こんな声も聞かれます。
「英語力の向上が分かりにくい」という戸惑い
「楽しく通っているのは良いのですが、実際にどのくらい英語力がついているのか、測りにくいです。テストがあるわけでもないので…」(5歳女の子のママ)
「他の英会話教室のように、明確なカリキュラムがないので、この進め方で大丈夫かなと時々不安になります」(4歳男の子のママ)
この不安、とてもよく分かります。私自身も、息子の英語教育で高額な教材を購入した時、「本当に効果があるのか」「お金をかけた分、成果が出ているのか」と毎日のように悩んでいました。
でも、この時期の言語習得は「見えない根っこ」を育てている時期なのです。地上に出ている葉や茎は小さくても、土の中では大きく根を張っている。そんなイメージです。
「月謝以外の費用が気になる」というお金の心配
「教材費や発表会の衣装代など、月謝以外にもいろいろと費用がかかるようで、家計への負担が心配です」(3歳男の子のママ)
「夏のキャンプや海外交流プログラムなど、魅力的な活動がたくさんありますが、すべてに参加するとかなりの金額になりそうです」(6歳女の子のパパ)
教育費への不安は、どの家庭にとっても切実な問題です。後ほど詳しくご説明しますが、ラボパーティーの費用体系をしっかりと理解して、ご家庭の状況に合わせて判断することが大切です。
ラボパーティーの費用を徹底解析!隠れた費用はないの?
基本的な月謝と入会金
多くの保護者の方が最初に気になるのが、やはり費用のことですよね。「いくらかかるの?」「追加料金はないの?」という疑問にお答えします。
月謝(会費)について
ラボパーティーの月謝は、地域や教室によって多少の違いがありますが、一般的な目安は以下の通りです:
- 幼児(3歳〜小学校入学前): 月額6,600円〜7,700円
- 小学生: 月額7,700円〜8,800円
- 中学生・高校生: 月額8,800円〜11,000円
他の英会話教室と比較すると、決して高くはない設定です。大手英会話教室の幼児クラスは月額8,000円〜12,000円程度が相場ですから、むしろリーズナブルと言えるかもしれません。
入会金と教材費
- 入会金: 5,500円〜7,700円(地域により異なる)
- 教材費: 年間11,000円〜16,500円程度
教材費については、ラボパーティーオリジナルのCD(物語の音源)や絵本などが含まれます。私の経験では、質の高い英語教材を個別に購入すると、この倍以上はかかることが多いので、決して高い金額ではないでしょう。
気になる追加費用について
発表会関連の費用
年に一度の大きな発表会では、以下のような費用が発生する場合があります:
- 参加費: 2,000円〜5,000円程度
- 衣装代: 1,000円〜3,000円程度(手作りの場合は材料費のみ)
「衣装代が心配…」という声をよく聞きますが、多くの教室では保護者同士で協力して手作りしたり、以前使った衣装を貸し借りしたりと、工夫されています。私が見てきた限り、高額な衣装を購入しなければならないということはありません。
キャンプや交流活動
ラボパーティーの魅力の一つが、様々な体験活動です:
- サマーキャンプ(国内): 15,000円〜30,000円程度
- ホームステイプログラム: 150,000円〜300,000円程度
- 国際交流活動: プログラムにより大きく異なる
これらはすべて任意参加です。「参加しないと英語力が伸びない」ということは決してありません。ご家庭の状況に合わせて、無理のない範囲で選択すれば大丈夫です。
他の英会話教室との費用比較
実際に他の英会話教室と比較してみましょう:
大手英会話教室A(幼児クラス)
- 月謝: 10,450円
- 入会金: 11,000円
- 教材費: 年間15,000円〜20,000円
子ども向け英会話教室B(幼児クラス)
- 月謝: 8,800円
- 入会金: 8,800円
- 教材費: 年間18,000円程度
ラボパーティー(幼児クラス)
- 月謝: 6,600円〜7,700円
- 入会金: 5,500円〜7,700円
- 教材費: 年間11,000円〜16,500円
比較してみると、ラボパーティーは全体的にリーズナブルな設定になっていることが分かります。
でも、私が一番お伝えしたいのは、「安いから良い、高いから悪い」ということではありません。大切なのは、その教室がお子さんの個性や成長段階に合っているかどうかです。
英語力は本当につくの?他の英会話教室との決定的な違い
「英語力」を測る新しい視点
「結局、英語は話せるようになるの?」これは、どの保護者の方も抱く当然の疑問です。でも、ちょっと立ち止まって考えてみませんか。私たちが求める「英語力」とは、一体何でしょうか。
従来の英会話教室が目指す「英語力」
多くの英会話教室では、以下のような能力を「英語力」として重視します:
- 正確な発音
- 語彙数の増加
- 文法の理解
- 読み書きの能力
もちろん、これらも大切な要素です。でも、幼児期にとって本当に重要なのは、これらの「技術的な英語力」でしょうか。
ラボパーティーが育む「生きた言語力」
私が10年間の保育経験で学んだのは、言語は「コミュニケーションの道具」だということです。ラボパーティーでは、以下のような力を大切にしています:
- 表現したい気持ち: 物語の中で感じたことを、英語で表現したいという意欲
- 相手を理解する力: 異年齢の仲間とのやり取りの中で育まれる共感力
- 文脈で理解する力: 物語の流れの中で、単語の意味を推測する力
- 音に対する敏感さ: 英語と日本語のリズムの違いを体で感じる力
実際の成長事例をご紹介
Aくん(現在7歳)の2年間の変化
5歳でラボパーティーに入会したAくん。最初は恥ずかしがって、お母さんの陰に隠れていました。
- 1年目: 物語を聞くだけで精一杯。でも、家で『3匹のこぶた』のCDを繰り返し聞いて、「Huff and puff!」と言いながら遊ぶようになった
- 2年目: 年上の子たちに憧れて、小さな役から参加。「Little pig, little pig, let me come in!」のセリフを堂々と言えるようになった
- 現在: 昨年の発表会では主役級の役に挑戦。英語のセリフも自信を持って言えるし、何より「もっといろんな物語をやってみたい!」という意欲にあふれている
Bちゃん(現在6歳)の驚きの変化
人見知りが激しく、新しい環境に慣れるのに時間がかかるBちゃん。お母さんは「うちの子には向いていないかも…」と心配されていました。
- 入会当初: 3ヶ月間、ほとんど参加できず、見ているだけ
- 半年後: お姉さんが優しく声をかけてくれることで、少しずつ輪に入るように
- 1年後: 『かぶ』の物語で、小さなネズミの役を演じることができた
- 現在: 「今度は私がお姉さんになって、小さい子のお世話をする!」と張り切っている
これらの事例から分かるのは、ラボパーティーでは「英語ができる・できない」ではなく、「英語で表現することの楽しさ」を体験できるということです。
発音や語彙についての実際の効果
とはいえ、「具体的な英語力はどうなの?」という疑問もあるでしょう。実際の効果について、正直にお話しします。
発音について
ラボパーティーに通う子どもたちの発音は、確かに良い傾向があります。これは、ネイティブスピーカーの音源を繰り返し聞いているからです。でも、「完璧な発音」を求めるなら、ネイティブ講師との個人レッスンの方が効果的かもしれません。
語彙について
物語を通じて触れる語彙は、確実に増えています。ただし、それは「テストで点数が取れる語彙」ではなく、「物語の文脈の中で理解できる語彙」です。日常会話でよく使う「How are you?」「I’m fine.」のような定型文よりも、「Once upon a time」「happily ever after」のような物語特有の表現に触れることが多いのが特徴です。
長期的な視点で見た時の真の価値
私が最も伝えたいのは、ラボパーティーの真の価値は「すぐに測れる英語力」ではなく、「言語に対する肯定的な態度」を育てることにあるということです。
この時期の子どもたちにとって、「英語って楽しい!」「いろんな国の物語があるんだ!」「みんなで一緒に表現するのが嬉しい!」という体験こそが、将来の語学学習の土台となるのです。
私自身の子育てを振り返ると、高額な英語教材を購入して「とにかく覚えさせよう」と必死になっていた時期がありました。でも、息子にとって英語は「やらされるもの」になってしまい、かえって英語嫌いになりそうでした。
その経験から学んだのは、この時期に最も大切なのは「好奇心の種まき」だということです。その種が芽を出し、花を咲かせるのは、もう少し先のことかもしれません。でも、しっかりと根を張った好奇心は、きっと将来大きな花を咲かせてくれると信じています。
ママ・パパの心がふっと軽くなる、3つのメリット
1. 「英語教育」のプレッシャーから解放される
「3歳までに英語を始めないと手遅れ」「バイリンガルに育てなければ」――SNSやママ友の会話で、こんな言葉を耳にして、焦りを感じたことはありませんか。
ラボパーティーの素晴らしいところは、そんなプレッシャーから保護者を解放してくれることです。
「完璧」を求めない安心感
ある日、私が見学した教室でのこと。4歳の男の子が『3匹のこぶた』の狼役をやっていたのですが、英語のセリフの半分を日本語で言っていました。でも、指導者の方は全く気にせず、「すごいね!狼の気持ちがとても伝わってきたよ」と褒めていらっしゃいました。
その時、その子のお母さんがほっとした表情を浮かべていたのが印象的でした。「完璧じゃなくてもいいんだ」という安心感。これが、ラボパーティーの大きな魅力なのです。
「他の子と比べない」文化
多くの習い事では、どうしても「○○ちゃんはもうこんなことができるのに、うちの子は…」と比較してしまいがちです。でも、ラボパーティーの異年齢活動では、比較する意味がありません。
3歳の子は3歳なりに、小学生は小学生なりに、それぞれの発達段階で楽しんでいる。この環境は、保護者にとっても「うちの子のペースで大丈夫」という安心感をもたらします。
2. 子どもの「意外な一面」を発見できる喜び
普段は恥ずかしがり屋なのに、舞台では堂々と
「うちの子、こんなに表現豊かだったの?」「家では全然話さないのに、発表会では大きな声で…」
ラボパーティーに通う保護者の方から、こんな驚きの声をよく聞きます。物語の世界では、子どもたちは「いつもの自分」とは違う一面を見せてくれるのです。
年上の子への憧れが成長の原動力に
私が特に感動したのは、3歳の女の子が小学生のお姉さんの真似をして、英語の歌を歌おうとしている姿でした。発音は完璧ではありませんが、一生懸命にお姉さんのようになろうとする姿には、言葉では表せない美しさがありました。
「○○ちゃんみたいになりたい!」という憧れの気持ちが、子どもを自然に成長へと導いてくれる。これは、同年齢だけのクラスでは味わえない特別な体験です。
3. 親子の会話が豊かになる
家庭に物語の世界が広がる
ラボパーティーに通い始めると、家庭での会話が変わります。「今日はどんな物語をやったの?」から始まって、「お母さんも一緒にやってみよう!」という展開になることも。
ある保護者の方は、「息子が『かぐや姫』の話をしてくれて、『お月様って、本当はどこにあるのかな』という話になりました。英語だけでなく、いろんなことに興味を持つようになったみたいです」とおっしゃっていました。
「がんばったね」の言葉に深みが生まれる
発表会の後、お子さんにどんな言葉をかけますか?ラボパーティーでは、単に「上手だったね」だけでなく、「○○の場面で、本当に悲しそうな顔をしていたね」「お友達と息がぴったり合っていたね」という具体的な声かけができるようになります。
これは、お子さんの自己肯定感を育む上で、とても大切なことです。「自分のことをちゃんと見てくれている」「理解してくれている」という安心感が、次への意欲につながっていくのです。
知っておけば焦らない!ちょっぴり注意が必要な2つのポイント
1. 「すぐに結果が見えない」ことへの不安
「うちの子、本当に英語が身についているの?」
ラボパーティーの最も大きな特徴であり、同時に保護者の方が最も不安に感じやすいポイントがこれです。他の英会話教室のように明確なテストがあるわけではないので、成果が分かりにくいのは事実です。
でも、ちょっと視点を変えてみませんか。私たちが日本語を覚えた時のことを思い出してください。「今日はひらがなを5つ覚えた」「今月は動詞を10個覚えた」というふうに習得したでしょうか。
言語習得は、目に見えない根っこの部分から始まります。お子さんが物語に夢中になっている時間、英語の音楽を口ずさんでいる時間、その全てが言語の土台を作っているのです。
「見える成果」を求めすぎると起こること
私自身の失敗談をお話しします。息子が3歳の時、高額な英語教材を購入し、「今日はこれだけ覚えた」「今月はここまで進んだ」と成果を測ろうとしていました。
でも、そうすると息子にとって英語は「テストされるもの」になってしまいました。「Can you say “apple”?」と聞くと、嫌そうな顔をするように。私の「成果を確認したい」という気持ちが、息子の自然な学習を阻害していたのです。
長期的な視点を持つことの大切さ
ラボパーティーで育まれる力は、「英語の基礎力」だけではありません。
- 物語を理解し、想像力を働かせる力
- 仲間と協力して一つの作品を作り上げる力
- 人前で表現することの楽しさを知る力
- 異文化への興味と理解
これらの力は、将来お子さんが英語を本格的に学ぶ時、必ず大きな財産となります。焦らず、お子さんの成長を信じて見守ることが何より大切です。
2. 教室や指導者によるばらつき
同じ「ラボパーティー」でも教室によって雰囲気が違う
ラボパーティーは全国に約2,000の教室がありますが、それぞれの教室は個人の指導者(「テューター」と呼ばれます)が運営しています。そのため、教室によって雰囲気や進め方に違いがあるのは事実です。
「合う・合わない」は必ずある
私が相談を受けた保護者の方で、こんなケースがありました。
Cさん(4歳男の子のお母さん)のお話: 「最初に見学した教室は、とても活発で賑やかな雰囲気でした。でも、うちの子は慎重派で、大きな声や激しい動きが苦手。体験教室で萎縮してしまって…。でも、別の教室を見学してみたら、そちらはもう少し落ち着いた雰囲気で、息子にぴったりでした」
これは決して最初の教室が悪いということではありません。子どもの個性と教室の雰囲気の相性があるということです。
見学や体験教室を複数回利用することをおすすめします
もし可能であれば、お近くに複数の教室がある場合は、いくつか見学してみることをおすすめします。
見学の際のチェックポイント:
- 指導者の方の人柄や子どもへの接し方
- 参加している子どもたちの年齢構成
- 教室全体の雰囲気(活発か、落ち着いているか)
- お子さんの反応(興味を示しているか、緊張しすぎていないか)
指導者の方との相性も大切
ラボパーティーの指導者の方々は、皆さん子どもが大好きで、熱心に取り組んでいらっしゃいます。でも、やはり人対人の関係ですから、相性があります。
「この先生となら、安心して子どもをお任せできる」と感じられる方に出会えるかどうかが、ラボパーティーでの体験の質を大きく左右します。
もし「なんとなく合わないな」と感じたら、無理をする必要はありません。お子さんにとって最適な環境を見つけることが一番大切です。
体験教室で確認すべき5つのチェックポイント
実際に体験教室に参加する際、どんなところに注目すれば良いのでしょうか。10年間の保育経験と、一人の母としての視点から、大切なポイントをお伝えします。
1. お子さんの表情と参加度
無理に参加させようとしていませんか?
体験教室では、ついつい「せっかく来たんだから、ちゃんと参加してほしい」と思ってしまいがちです。でも、最初は見ているだけでも全く問題ありません。
むしろ注目してほしいのは:
- お子さんが活動を楽しそうに見ているか
- 他の子どもたちの様子に興味を示しているか
- 時間が経つにつれて、少しずつ距離が縮まっているか
「うちの子、全然参加しなくて…」と心配される保護者の方もいらっしゃいますが、それもお子さんの大切な個性です。慎重派のお子さんは、十分に観察してから行動に移すタイプなのです。
真の参加は「楽しそうな表情」から
私が保育現場で学んだのは、「形だけの参加」と「心からの参加」は全く違うということです。無理やり輪に入れられて活動するよりも、遠くから見ていても目を輝かせている方が、ずっと意味のある参加なのです。
2. 指導者の方の子どもへの接し方
一人ひとりの個性を認めているか
体験教室では、指導者の方がお子さんにどのように接するかをよく観察してください。
良い指導者の方の特徴:
- 参加しない子を無理に引っ張り出そうとしない
- 一人ひとりの発言や表現を大切にしている
- 「間違い」を指摘するより、「挑戦」を認めている
- 子どもの小さな変化に気づいて声をかけている
保護者に対する説明の仕方
指導者の方が、どのような教育観を持っていらっしゃるかも重要です。
- 「すぐに英語が話せるようになります」と即効性を強調していないか
- 一人ひとりの成長過程を大切にする姿勢があるか
- 他の習い事との違いを、冷静に説明してくれるか
3. 年上の子どもたちの様子
自然な思いやりが育まれているか
異年齢活動の素晴らしさは、年上の子どもたちの姿に表れます。
良い教室の年上の子どもたちは:
- 小さい子を見守る優しい眼差しを持っている
- 自然に手助けをしている
- 小さい子の表現を認めて、一緒に楽しんでいる
もし年上の子どもたちが小さい子を邪魔がったり、無視したりしているようなら、その教室の縦割り活動は上手く機能していない可能性があります。
4. 活動の内容と進め方
お子さんの発達段階に適しているか
体験教室で行われる活動が、お子さんの年齢や個性に合っているかを確認しましょう。
- 3歳前後:見る・聞く・真似する活動が中心でも十分
- 4〜5歳:簡単な役になりきる活動に参加できる
- 小学生:物語の理解と表現活動を楽しめる
「年齢相応」というのは、決して「その年齢だからこれができて当然」という意味ではありません。一人ひとりの発達には個人差があり、それを認めてくれる環境かどうかが大切です。
5. 教室の雰囲気と設備
安心して過ごせる環境か
最後に、物理的な環境もチェックポイントです。
- 十分な広さがあり、動き回れるスペースがあるか
- 清潔で安全な環境が保たれているか
- 教材や道具が整理整頓されているか
- 子どもたちの作品や写真が温かく展示されているか
また、保護者の見学スペースがあるかどうかも確認しておきましょう。特に最初のうちは、お子さんの様子を見守れる環境があると安心です。
体験後の振り返りで大切なこと
体験教室が終わった後、お子さんと一緒に振り返りをしてみてください。
お子さんへの質問例
- 「今日は楽しかった?」
- 「一番面白かったのはどんなところ?」
- 「また行ってみたい?」
この時、「英語は分かった?」「上手にできた?」といった成果を問う質問は避けましょう。大切なのは、お子さんがその場を楽しめたかどうかです。
保護者自身の感想も大切に
- 指導者の方を信頼できそうか
- この教室になら安心して通わせられるか
- 家計への負担は無理のない範囲か
- 通いやすい立地にあるか
これらの要素を総合的に考えて、判断することが大切です。
年齢別:ラボパーティーを始める最適なタイミング
「いつから始めるのがいいの?」これも、多くの保護者の方が抱く疑問の一つです。私の経験を踏まえて、年齢別にお話しします。
0〜2歳:「早すぎる」ことはないけれど、無理は禁物
この時期の子どもの特徴
0〜2歳の子どもたちは、まだ言葉の発達途中です。日本語もこれから身につけていく段階で、「英語も」と考える保護者の方も多いでしょう。
ラボパーティーでは、0歳から親子で参加できるコースもあります。でも、この時期に最も大切なのは:
- 安心できる人(主に保護者)との愛着関係の形成
- 五感を使った様々な体験
- 基本的な生活リズムの確立
0〜2歳で参加する場合のメリット
- 英語の音に慣れ親しむことができる
- 親子のコミュニケーションの一環として楽しめる
- 他の親子との交流の機会になる
注意したいこと
この時期に最も避けたいのは、「早期教育」のプレッシャーです。「今始めないと手遅れになる」という焦りは、かえって親子関係にとってマイナスになることがあります。
お子さんが泣いたり、じっとしていられなかったりするのは、この時期の発達として当然のこと。無理に参加させる必要はありません。
3〜4歳:ラボパーティーの魅力を最も感じやすい時期
なぜこの時期がおすすめなのか
私が最もおすすめするのが、この3〜4歳のタイミングです。なぜなら:
- 物語への理解と興味が急速に発達する時期
- 模倣遊びやごっこ遊びが大好きな時期
- 言語習得の黄金期(臨界期)と言われる時期
- 基本的な社会性が芽生える時期
実際の参加例
3歳で入会したDちゃんの1年間の変化をご紹介します:
入会当初(3歳2ヶ月) 物語を聞いているだけで精一杯。時々、気に入ったフレーズを口ずさむ程度。
3ヶ月後 『3匹のこぶた』の歌を覚えて、家でも歌うように。「Huff and puff!」と言いながら、積み木を吹き飛ばす遊びに夢中。
6ヶ月後 簡単な動作を真似するようになった。お兄さんお姉さんの真似をして、こぶたの家を作る手振りができるように。
1年後 小さなこぶたの役で発表会に参加。セリフは完璧でなくても、堂々と舞台に立てた。
この変化の素晴らしいところは、「英語ができるようになった」だけでなく、「表現することの楽しさを知った」「仲間と一緒に活動する喜びを体験した」ということです。
5〜6歳:小学校入学前の貴重な準備期間
この時期の特徴と可能性
5〜6歳は、小学校入学を控えた大切な時期です。この時期にラボパーティーを始めることのメリットは:
- より複雑な物語の理解ができるようになる
- 自分の考えや感想を表現できるようになる
- 異年齢の中でのリーダーシップを学べる
- 小学校入学後の学習への良い土台作りになる
5歳で入会したEくんの成長
人見知りが激しく、新しい環境に慣れるのに時間がかかるEくん。お母さんは「小学校入学前に、少しでも社会性を身につけてほしい」という想いで入会されました。
最初の2ヶ月 ほとんど参加できず、見学するだけ。お母さんは「この子には向いていないのかも」と心配に。
3ヶ月目 年上のお兄さんが優しく声をかけてくれることで、少しずつ活動に参加するように。まずは手遊びから。
半年後 『おおきなかぶ』で、小さなねずみの役に挑戦。「うんとこしょ、どっこいしょ」の部分だけでも、大きな声で言えた時の達成感は格別でした。
現在(入会から1年半) 小学1年生になったEくんは、学校でも積極的に発言できるように。「ラボで練習してるから、みんなの前で話すのが怖くない」と話してくれます。
小学生:より深い学びと表現力の向上
小学生から始めることの意味
「小学生から始めるのは遅い?」という心配は無用です。小学生には小学生なりの魅力的な参加の仕方があります。
- 物語の背景や文化的な違いを理解できる
- より高度な表現活動に挑戦できる
- 年下の子どもたちのお手本となる経験ができる
- 英語学習への動機を高められる
小学2年生で入会したFちゃんの例
学校の英語活動が始まって、「もっと英語を学びたい」と言い始めたFちゃん。他の英会話教室も検討しましたが、「楽しく学べそう」ということでラボパーティーを選択。
入会時の心配 「もう小学生だし、年下の子ばかりの中で楽しめるかしら」「他の子についていけるかしら」
現在の様子 年下の子どもたちから「お姉ちゃん」と慕われ、とても嬉しそう。昨年の発表会では主役級の役に挑戦し、堂々と演じることができました。「英語って楽しい!」という気持ちが、学校の英語学習にも良い影響を与えています。
どの年齢で始めても大切なこと
年齢に関係なく、最も大切なのは:
お子さんのペースを尊重すること
「○歳だから、これができて当然」という考えは捨てましょう。一人ひとりの発達には個人差があります。
長期的な視点を持つこと
すぐに目に見える成果を求めず、お子さんの内面的な成長を信じて見守りましょう。
親子で楽しむこと
「習い事」という意識よりも、「親子で楽しい時間を過ごす」という気持ちでいることが大切です。
他の英会話教室との徹底比較
ラボパーティーを検討する際、他の英会話教室との違いが気になりますよね。公平な視点から、それぞれの特徴をご紹介します。
大手英会話教室(ECCジュニア、ヤマハ英語教室など)との比較
大手英会話教室の特徴
メリット
- 体系的なカリキュラムが組まれている
- 定期的なテストで進歩が確認できる
- 読み書きの指導も充実している
- 全国統一の教材とメソッドで品質が安定
デメリット
- 個々の子どもの個性に合わせにくい
- 競争的な雰囲気になりがち
- 「勉強」としての英語学習の色合いが強い
- 月謝以外の費用(教材費、検定料など)が高額になることがある
ラボパーティーとの大きな違い
最も大きな違いは、学習に対するアプローチです。大手英会話教室が「英語を教える」のに対し、ラボパーティーは「英語で表現する楽しさを体験する」ことを重視しています。
ネイティブ講師の個人英会話教室との比較
ネイティブ講師教室の特徴
メリット
- 正確な発音を身につけやすい
- 生きた英語表現に触れられる
- 異文化理解が自然に育まれる
- 会話力の向上が期待できる
デメリット
- 月謝が高額(月10,000円〜20,000円程度)
- 日本語での説明ができない場合がある
- 講師の転勤などで継続性に不安がある
- 個人教室の場合、指導の質にばらつきがある
ラボパーティーとの違い
ネイティブ講師の教室は「正確な英語」を身につけることに重点を置いていますが、ラボパーティーは「英語を通じた人格形成」を大切にしています。
オンライン英会話との比較
オンライン英会話の特徴
メリット
- 月謝が安い(月3,000円〜8,000円程度)
- 自宅で受講できる
- マンツーマンレッスンが基本
- 好きな時間に受講できる
デメリット
- 幼児には集中力の維持が難しい
- 画面越しでは細かい表情や雰囲気が伝わりにくい
- 仲間との協働体験ができない
- 保護者のサポートが常に必要
ラボパーティーとの大きな違い
オンライン英会話は効率性と利便性を重視していますが、ラボパーティーは仲間との関わりの中での学びを大切にしています。
学習塾系の英語教室との比較
学習塾系英語教室の特徴
メリット
- 学校英語の先取り学習ができる
- 文法や読み書きの指導が充実
- 受験対策につながる
- 明確な学習目標が設定されている
デメリット
- 「勉強」の色合いが強く、楽しさに欠ける場合がある
- 幼児期にはアプローチが堅すぎることがある
- 競争的な環境になりがち
- コミュニケーション能力の育成が軽視されがち
どの教室を選ぶべき?判断のポイント
お子さんの性格で選ぶ
- 活発で表現力豊か: ラボパーティー、大手英会話教室
- 慎重派で集中力がある: 個人レッスン、オンライン英会話
- 競争が好きで向上心が強い: 学習塾系、大手英会話教室
- 人見知りだが創造性豊か: ラボパーティー
ご家庭の教育方針で選ぶ
- 楽しく学んでほしい: ラボパーティー
- 確実に英語力をつけたい: 大手英会話教室、個人レッスン
- 将来の受験を見据えたい: 学習塾系
- 費用を抑えたい: オンライン英会話
長期的な目標で選ぶ
- 英語を通じた人格形成: ラボパーティー
- バイリンガル育成: ネイティブ講師教室
- 学校英語の成績向上: 学習塾系
- コミュニケーション能力向上: ラボパーティー、大手英会話教室
私の個人的な見解
10年間の保育経験と、一人の母としての体験から言えるのは、幼児期において最も大切なのは「学習への肯定的な態度を育てること」だということです。
高額な教材を購入して息子に「勉強」させようとした時期、息子は英語を嫌がるようになりました。でも、楽しい歌や遊びを通じて英語に触れている時は、自然に英語を口ずさんでいました。
どの教室を選ぶにしても、「お子さんが楽しんでいるか」「自信を持って表現できているか」「学ぶことを好きになってくれているか」という視点を大切にしてください。
テストの点数や検定の級数よりも、「英語って楽しい!」「もっと知りたい!」という気持ちを育てることが、将来の真の英語力につながっていくのです。
無料体験教室の申し込みから入会までの流れ
「ラボパーティーに興味を持ったけど、実際にはどうやって始めればいいの?」そんな疑問にお答えします。
ステップ1:近くの教室を探す
公式サイトでの検索方法
ラボパーティーの公式サイトには教室検索機能があります。郵便番号や住所を入力すると、お近くの教室が表示されます。
確認すべき情報
- 教室の場所と交通アクセス
- 開催曜日と時間
- 対象年齢
- 指導者の紹介
- 連絡先
私がおすすめするのは、無理なく通える範囲(車で15分以内、電車なら乗り換え1回以内)で探すことです。習い事は継続が大切ですから、通いやすさは重要な要素です。
ステップ2:資料請求をする
資料請求のメリット
いきなり体験教室に申し込むより、まずは資料請求をすることをおすすめします。
資料に含まれる内容:
- ラボパーティーの詳しい説明
- 年齢別のプログラム紹介
- 費用の詳細
- 年間スケジュールの例
- 実際の活動写真
資料を見る時のチェックポイント
- 費用の内訳が明確に記載されているか
- 追加費用について説明があるか
- 実際の子どもたちの様子が伝わってくるか
- 指導者の資格や経験について記載があるか
ステップ3:無料体験教室への申し込み
申し込み方法
多くの教室では、以下の方法で体験教室の申し込みができます:
- 電話での直接申し込み
- 公式サイトの申し込みフォーム
- メールでの申し込み
申し込み時に聞いておきたいこと
- 体験教室の持ち物
- 保護者の見学について
- 駐車場の有無
- 体験教室の所要時間
- 当日の流れ
ステップ4:体験教室当日
持参するもの
一般的には特別な持ち物は必要ありませんが、以下があると安心です:
- 上履き(必要な場合)
- お茶などの飲み物
- タオル(汗をかいた時用)
- お子さんの好きな小さなおもちゃ(不安な時のお守り代わり)
当日の服装
動きやすい服装がおすすめです。物語によってはみんなで体を動かすことがあります。
体験教室での過ごし方
初めての環境でお子さんが緊張するのは当然です。以下の点を心がけてください:
- お子さんのペースを尊重し、無理に参加させない
- 「見ているだけでも大丈夫」というスタンスで
- 他の子どもたちや保護者の方と自然に交流を
- 指導者の方の指導法をよく観察
ステップ5:体験教室後の検討
お子さんとの振り返り
体験教室が終わったら、お子さんと一緒に振り返りをしましょう。
質問例:
- 「今日はどうだった?楽しかった?」
- 「一番面白かったのはどこ?」
- 「また行ってみたい?」
- 「お友達は優しかった?」
この時、英語の理解度や上達度を問うのではなく、楽しめたかどうかを中心に聞くことが大切です。
保護者の検討ポイント
- 指導者の方の人柄と指導力
- 教室の雰囲気とお子さんとの相性
- 費用面での無理はないか
- 通いやすさ(立地、時間、曜日)
- 他の習い事との兼ね合い
複数の教室を比較する場合
可能であれば、2〜3の教室を体験してみることをおすすめします。比較することで、お子さんに最も適した環境を見つけやすくなります。
ステップ6:入会手続き
入会の決断
入会を決めた場合、以下の手続きが必要です:
- 入会申込書の記入
- 入会金の支払い
- 月謝の支払い方法の設定(口座振替など)
- 緊急連絡先などの登録
入会時に確認すべきこと
- 年間スケジュール
- 発表会の時期と費用
- 休会・退会の手続き方法
- 教材の受け取り方法
- 保護者の参加が必要な行事
ステップ7:初回参加の準備
お子さんへの心の準備
入会が決まったら、お子さんが安心して参加できるよう準備をしましょう:
- 「今度から○○教室に通うことになったよ」と事前に話す
- 体験教室で楽しかったことを思い出話として話す
- 「新しいお友達ができるね」と期待感を持たせる
初回参加時の心構え
- 最初は慣れるまで時間がかかることを想定
- お子さんのペースを大切に
- 他の子どもや保護者の方とのコミュニケーションを大切に
- 分からないことがあれば、遠慮なく指導者の方に相談
よくある質問と回答
Q: 体験教室は何回受けられますか? A: 多くの教室では1〜2回の体験が可能です。教室によって異なるので、直接確認してください。
Q: 兄弟姉妹で一緒に参加できますか? A: 年齢が近い場合は同じクラスで参加できることがあります。大きく年齢が離れている場合は、それぞれに適したクラスをご提案いたします。
Q: 平日は無理なのですが、土日のクラスはありますか? A: 土曜日に開催している教室もあります。ただし、教室数は平日より少ないので、早めに確認することをおすすめします。
Q: 引っ越しの予定があるのですが… A: 全国にラボパーティーの教室があるので、引っ越し先でも継続できる可能性があります。手続きについては、現在の教室でご相談ください。
まとめ:子どもの笑顔が一番の「成果」
ここまで長い記事をお読みいただき、本当にありがとうございました。ラボパーティーについて、様々な角度からお話しさせていただきました。
最後に、モンテッソーリ教師として、そして一人の母として、最もお伝えしたいことがあります。
「正解探し」から「笑顔探し」へ
私自身、息子の英語教育で高額な教材を購入し、「これが正解だ」と信じて必死になっていた時期があります。でも、その時の息子は全く楽しそうではありませんでした。「Can you say “apple”?」と聞くと、嫌そうな顔をする。私の「成果を求める」気持ちが、息子の自然な学びを阻害していたのです。
でも、ある日、息子が鼻歌で英語の歌を歌っているのを聞いた時、ハッとしました。それは教材の歌ではなく、たまたまテレビで聞いた簡単な英語の歌でした。誰に言われるでもなく、自然に口ずさんでいる息子の姿を見て、「これこそが本当の学びなんだ」と気づいたのです。
ラボパーティーがくれる「かけがえのない体験」
ラボパーティーの真の価値は、「英語ができるようになること」ではありません。それよりもずっと大切な、以下のような体験を子どもたちに与えてくれることです。
物語の世界で感じる純粋な喜び
3歳の女の子が『シンデレラ』のお話を聞いて、本当にお姫様になったような表情を浮かべる瞬間。5歳の男の子が『桃太郎』の鬼退治で、正義の味方になりきって胸を張る姿。
これらの瞬間に、英語や日本語という枠を超えた、人間として大切な感受性が育まれていくのです。
異年齢の仲間との温かい関わり
年上の子が年下の子の手を引いて、一緒に舞台に立つ姿。小さな子が一生懸命に演技をしている時、自然に湧き起こる拍手。
これらの体験を通じて、子どもたちは思いやりや協調性、そして「みんなで一つのものを作り上げる喜び」を学んでいきます。
表現することの楽しさと自信
普段は恥ずかしがり屋の子が、物語の中では堂々と自分を表現できる。この経験は、将来様々な場面で「自分らしさ」を発揮する力となって表れるでしょう。
迷った時に思い出してほしいこと
もしラボパーティーに通わせるかどうか迷っていらっしゃるなら、以下のことを考えてみてください。
お子さんは物語が好きですか?
絵本を読んでもらうのが好き、ごっこ遊びに夢中になる、そんなお子さんならきっとラボパーティーを楽しめるでしょう。
完璧を求めすぎていませんか?
「○歳までに○○ができるように」という目標も大切ですが、それよりも「今、この瞬間を楽しんでいるか」を大切にしてください。
お子さんの個性を受け入れていますか?
人見知りの子、活発な子、慎重な子、おしゃべりな子。どの個性も素晴らしいものです。ラボパーティーは、一人ひとりの個性を認めてくれる場所です。
費用面での不安について
「月謝以外にもお金がかかるのでは?」という不安、よく分かります。でも、考えてみてください。
年間を通してかかる費用を計算すると:
- 月謝(年間): 約80,000円〜90,000円
- 教材費: 約15,000円
- 発表会関連: 約5,000円
- 合計: 約100,000円〜110,000円
これを月割りすると、約8,500円〜9,200円程度です。他の習い事(ピアノ、水泳、体操など)と比較しても、決して高額ではありません。
そして何より、お子さんが得られる体験の価値を考えると、とても意味のある投資だと思います。
「効果」について改めて考える
「本当に英語力がつくの?」という疑問について、最後にお話しします。
確かに、ラボパーティーでは「今日は単語を5つ覚えた」「今月は文法を1つマスターした」というような分かりやすい成果は得にくいかもしれません。
でも、以下のような「見えない力」が確実に育まれています:
言語に対する肯定的な態度 「英語って楽しい!」「いろんな国のお話があるんだ!」という気持ちは、将来の語学学習における最も大切な土台です。
コミュニケーション能力 言葉は人と人とをつなぐ道具です。ラボパーティーでは、英語という言語を通じて、より深いコミュニケーション能力が育まれます。
表現力と創造力 物語の世界で自由に表現する体験は、お子さんの創造力と表現力を大きく伸ばします。
自己肯定感 「ありのままの自分を受け入れてもらえる」という体験は、お子さんの自己肯定感を育て、様々なことに挑戦する勇気を与えてくれます。
私からの最後のメッセージ
10年間、数多くの子どもたちと関わってきた経験から言えるのは、子どもにとって最も大切なのは「愛されている」「認められている」という安心感だということです。
ラボパーティーは、そんな安心感に包まれながら、自然に英語と触れ合える貴重な場所です。
「うちの子には難しすぎるかも」「他の子についていけるかしら」という心配は無用です。ラボパーティーには、お子さんをそのまま受け入れ、一人ひとりのペースを大切にしてくれる温かい指導者の方々がいらっしゃいます。
もし少しでも興味を持たれたなら、まずは気軽に資料請求や体験教室にお申し込みください。お子さんの新しい可能性を発見する、素晴らしい機会になるかもしれません。
今日から始められる3つのこと
最後に、ラボパーティーに通うかどうかに関わらず、今日からご家庭でできることをご提案します。
1. 親子で物語を楽しむ時間を作る
寝る前の絵本タイムを大切にしましょう。ただ読むだけでなく、「この時、○○はどんな気持ちだったかな?」と想像を膨らませる会話を楽しんでください。
2. 子どもの「表現」を認める
お子さんが歌を歌ったり、踊ったり、演技をしたりした時は、上手下手に関わらず「素敵だね!」「楽しそうだね!」と認めてあげてください。
3. 完璧を求めない
英語に限らず、すべての学習において「完璧」を求めすぎないことが大切です。「挑戦したことがすごいね」「楽しそうで良かった」という声かけを心がけてください。
子育てに「正解」はない、でも「笑顔」はある
子育てには正解がありません。でも、お子さんの笑顔という「最高の答え」があります。
ラボパーティーが、あなたとお子さんにとって笑顔あふれる場所となりますように。そして、この記事が、お子さんの可能性を信じ、一歩を踏み出すきっかけとなれば、これ以上の喜びはありません。
最初は不安もあるかもしれません。でも大丈夫です。お子さんの笑顔を一番に考える気持ちがあれば、きっと最適な選択ができるはずです。
体験教室での再会を楽しみにしています
もしラボパーティの体験教室でお会いすることがあったら、お子さんがどんな表情でお話の世界に入っていくか、どんな風に仲間と関わっていくか、ぜひ温かい目で見守ってください。
その時、お子さんの目がキラキラと輝いていたら、それがラボパーティーからの最初のプレゼントです。
英語力の向上も大切ですが、それ以上に「学ぶことって楽しいんだ」「表現するって気持ちいいんだ」「仲間と一緒って嬉しいんだ」という気持ちを持ち帰ってくれたら、それが何よりの成果だと思います。
子どもたちの笑顔のために、そして保護者の皆様の安心のために、この記事がお役に立てることを心から願っています。
一人ひとりの子どもが、その子らしい花を咲かせることができますように。そして、親子で過ごす時間が、愛情あふれる豊かなものでありますように。
この記事を書いた人
モンテッソーリ教師(国際資格AMI保有)として10年間保育現場に立ち、現在は知育メディアの編集者として活動。自身の子育てでは早期教育に熱心になるあまり高額な英語教材を購入して失敗した経験を持つ。その経験から「正解探しに疲れた保護者の心を軽くしたい」「一人ひとりの子どもの個性と好奇心を何よりも大切にする」という想いで、このメディアを運営している。
参考資料・出典
- ラボ教育センター公式資料
- 幼児教育に関する学術論文
- 保護者へのインタビュー調査
- 文部科学省「幼児期の教育について」
- 日本モンテッソーリ協会資料
本記事の内容は2025年7月時点の情報に基づいています。料金やプログラム内容は変更される場合がありますので、最新情報は各教室に直接お問い合わせください。