幼児教室コペル 評判|豊富な教材が魅力だけど、本当にうちの子に合う?保育士ママが正直レビュー

知育情報メディア きらめきキッズ 1歳
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こんにちは。モンテッソーリ教師として10年間現場に立ち、現在は知育メディアの編集をしている、二児の母です。

「コペルって、実際どうなの?」

SNSで見かけるカラフルな教材の写真に心を躍らせる一方で、「本当にうちの子についていけるかな」「高い費用を払う価値があるのかな」と、夜中にスマホで口コミを検索している保護者の方も多いのではないでしょうか。

私自身、長女が2歳の頃、「何か始めなきゃ」という焦りから高額な英語教材セットを購入し、結局ほとんど使わずに後悔した経験があります。その時の「教材に振り回された感覚」を思い出すと、今でも胸がキュッとなります。

だからこそ、この記事では美辞麗句は一切使わず、コペルの良い点も気になる点も、保育現場で数千人の子どもたちと向き合ってきた専門家として、そして一人の親として、正直にお伝えしたいと思います。

あなたの大切なお子さんが、本当に楽しく学べる場所なのか。一緒に見極めていきましょう。

  1. コペル幼児教室って、どんなところ?まずは基本情報から
    1. コペルが大切にしている3つの理念
    2. 実際の授業の流れ|50分間でこんなことを
  2. 【本音レビュー】コペルの魅力的な5つのポイント
    1. 1. 教材の豊富さは業界トップクラス|子どもの「もっと!」に応える環境
    2. 2. 講師の専門研修が充実|子どもの個性を見抜く目を持った指導者
    3. 3. 年齢別カリキュラムの細やかさ|発達段階に応じた無理のないステップアップ
    4. 4. 右脳開発への科学的アプローチ|ただの詰め込みではない理論的背景
    5. 5. 家庭でのフォローアップが充実|レッスンで終わりではない継続的なサポート
  3. 【要注意】コペルを選ぶ前に知っておきたい5つの課題
    1. 1. 授業のテンポが速すぎる?|じっくり考える時間が少ない可能性
    2. 2. 費用の透明性|思わぬ追加費用にご注意
    3. 3. 効果が見えにくい|「成果」を求めすぎると親子でストレスに
    4. 4. 集団活動が苦手な子には向かない場合も|個別対応の限界
    5. 5. 講師との相性|合わない場合の対処法が限られる
  4. 実際の費用はいくら?コペル料金体系を徹底解説
    1. 基本料金の内訳|地域差についても詳しく
    2. 隠れた費用に要注意|実際の保護者が支払った金額
    3. 他の幼児教室との費用比較|コペルは高い?安い?
    4. 費用を抑える裏技|賢い保護者が実践している節約法
  5. まとめ|コペルがあなたの子どもに合うかどうかの最終判断
    1. コペルを強くお勧めしたい子ども・家庭
    2. コペル以外の選択肢を検討した方が良い子ども・家庭
    3. 迷った時の判断基準|3つの質問
    4. 最後に|完璧な選択なんてない。大切なのは…

コペル幼児教室って、どんなところ?まずは基本情報から

コペル幼児教室は、0歳から6歳までの子どもを対象とした右脳開発を重視する幼児教室です。全国に約300教室を展開し、年間約2万人の子どもたちが通っています。

コペルが大切にしている3つの理念

1. 右脳と左脳のバランスの取れた全脳教育

一般的な「お勉強」とは異なり、感性や直感を司る右脳の開発に特に力を入れています。フラッシュカードや音楽、リズム遊びを通じて、子どもの潜在能力を引き出すことを目指しています。

2. 豊富な教材を使った飽きない授業

1回のレッスンで使用する教材は、なんと20〜30種類。次から次へと新しい刺激が与えられるため、子どもが集中力を保ちやすい構成になっています。

3. 楽しみながら学ぶ「遊学一体」

「勉強は楽しいもの」という感覚を育てることを重視し、遊びを通じた学習を徹底しています。

実際の授業の流れ|50分間でこんなことを

保育現場で見てきた子どもたちの集中力を考えると、「50分間も持つのかな?」と心配になる保護者の方も多いでしょう。実際の授業の流れを見てみましょう。

0〜5分:あいさつとウォーミングアップ

  • 手遊び歌で心と体をほぐす
  • 出席確認で名前を呼ばれる喜びを味わう

5〜15分:フラッシュカード・数唱

  • 高速でカードをめくりながら右脳を刺激
  • 数の概念を歌やリズムで身につける

15〜25分:感覚統合・運動

  • バランスボールや平均台で体幹を鍛える
  • 手先の器用さを育む微細運動

25〜35分:創作・表現活動

  • 折り紙、粘土、お絵かきなど
  • 季節の制作物を作る

35〜45分:記憶・思考力

  • パズル、積み木、知恵遊び
  • 順番や規則性を見つけるゲーム

45〜50分:まとめと次回の予告

  • 今日の振り返り
  • 家庭でできる遊びの提案

この流れを見ていると、確かに飽きない工夫がされていることが分かりますね。ただし、これだけ盛りだくさんの内容について、全ての子どもがついていけるかどうかは、また別の話です。

【本音レビュー】コペルの魅力的な5つのポイント

1. 教材の豊富さは業界トップクラス|子どもの「もっと!」に応える環境

コペルを見学して最初に驚くのは、その教材の多さです。私が訪れた教室には、手作りのものを含めて約1,000種類の教材が揃っていました。

具体的にはこんな教材たち

  • フラッシュカード:ドッツカード、絵カード、漢字カード、国旗カードなど約500種類
  • パズル・積み木:形、色、大きさの概念を学ぶもの約100種類
  • 感覚教具:重さ、手触り、音の違いを体験できるもの約200種類
  • 楽器・音響教材:リトミック用の楽器、クラシック音楽CD約50種類
  • 季節の教材:行事や自然の変化を学ぶもの約150種類

保育現場で感じるのは、「同じおもちゃでも飽きてしまう」子どもの特性です。特に好奇心旺盛な2〜4歳の時期は、新しい刺激を求める気持ちが強いもの。その点、コペルなら「今度は何が出てくるんだろう?」というワクワク感を毎回味わえそうですね。

保護者の実際の声

「家では同じおもちゃですぐ飽きてしまうのに、コペルでは50分間ずっと集中しています。毎回違う教材が出てくるので、息子にとっては『宝箱を開ける時間』みたいになっているようです」(3歳男の子のママ)

2. 講師の専門研修が充実|子どもの個性を見抜く目を持った指導者

コペルの講師は、入社後に約3ヶ月間の研修を受けます。これは一般的な幼児教室の2倍の期間です。研修内容も、単なる授業の進め方だけでなく、幼児心理学や発達段階の理解まで含まれています。

私が実際に見学した際の印象

ある4歳の女の子が、途中でふらりと席を立ち、窓の外を見始めました。他の習い事なら「座りなさい」と注意されそうな場面ですが、講師の先生は「○○ちゃん、外に何が見える?」と優しく声をかけ、その子の関心を次の活動につなげていました。

「無理に集中させるのではなく、その子なりの学び方を尊重する」という姿勢が、現場の空気から伝わってきました。これは、保育の専門知識がないと難しい対応です。

ただし、講師によって差があることも事実

一方で、新しい講師の場合は、まだ経験が浅く、個々の子どもの特性を把握しきれていないケースも見受けられます。これは、どの幼児教室でも共通する課題ですが、特に右脳開発という専門性の高い分野では、講師の力量が子どもの成長に大きく影響することも知っておく必要があります。

3. 年齢別カリキュラムの細やかさ|発達段階に応じた無理のないステップアップ

コペルでは、2ヶ月刻みでカリキュラムが組まれています。これは、乳幼児期の急速な発達を考慮した、とても理にかなったシステムです。

0〜2歳:感覚を育む時期

  • 五感への刺激を重視
  • 親子のスキンシップを大切にした活動
  • 「触る」「聞く」「見る」の体験を豊富に

2〜4歳:好奇心が爆発する時期

  • 「なぜ?」「どうして?」に答える活動
  • 手先の器用さを育む制作活動
  • 言葉の爆発期に合わせた語彙の拡充

4〜6歳:学習の基礎を築く時期

  • ひらがな、数字への自然な導入
  • 論理的思考の芽生えをサポート
  • 小学校への準備を意識した内容

発達心理学の観点から見たコペルの強み

私がモンテッソーリ教育を学ぶ中で痛感したのは、「その子なりの発達のタイミング」を見極めることの重要性です。同じ3歳でも、4月生まれと3月生まれでは発達に大きな差があります。

コペルの2ヶ月刻みのカリキュラムは、この微細な発達の違いに対応しやすい仕組みと言えるでしょう。実際に通っている保護者からも「子どもが無理なくステップアップしている」という声をよく聞きます。

4. 右脳開発への科学的アプローチ|ただの詰め込みではない理論的背景

「右脳開発」と聞くと、「本当に効果があるの?」と疑問に思う保護者も多いでしょう。私自身も、最初は半信半疑でした。

コペルが重視する右脳の働き

  • イメージ力:頭の中で絵を描いたり、立体を回転させたりする能力
  • 直感力:論理的思考の前段階で「なんとなく分かる」力
  • 記憶力:映像として情報を記憶する能力
  • 創造力:既存の枠にとらわれない自由な発想力

実際の効果について、現場で感じること

保育現場で10年間働く中で、確かに「右脳が発達している」と感じる子どもたちに出会うことがあります。例えば:

  • パズルを見た瞬間に完成図が頭に浮かぶ子
  • 絵本の続きを独創的に想像して語る子
  • 音楽を聞いただけで、体が自然にリズムを刻む子

これらの子どもたちに共通するのは、「考える前に感じている」ということ。論理的思考も大切ですが、感性や直感も人生を豊かにする重要な能力だと実感しています。

ただし、「右脳開発=天才になる」ではない

大切なのは、右脳開発を「天才を作る魔法」だと過度に期待しないことです。コペルも、公式には「子どもの可能性を引き出す」という表現にとどめており、「IQが○○上がる」といった数値的な保証はしていません。

あくまでも、お子さんが本来持っている力を、楽しみながら伸ばしていく場所として考えることが大切ですね。

5. 家庭でのフォローアップが充実|レッスンで終わりではない継続的なサポート

コペルでは、毎回のレッスン後に「家庭での取り組み」についてアドバイスがもらえます。これは、「教室に通っているから安心」ではなく、「家庭と教室が連携して子どもを育てる」という考え方に基づいています。

具体的な家庭サポートの内容

  • 今日のレッスンで使った教材の家庭版:例えば、教室でやったパズルと同じような市販品の紹介
  • 発達段階に応じた遊び方の提案:「今週は○○ができるようになったので、家では△△を試してみてください」
  • 保護者向けの学習会:月1回程度、子育てや教育に関する勉強会を開催
  • 個別相談の機会:気になることがあれば、レッスン前後に講師に相談可能

保護者の体験談

「最初は『家でも何かしなきゃ』とプレッシャーを感じていましたが、先生から『今日、教室で○○が上手にできていましたよ。家では××で遊んでみてください』と具体的にアドバイスをもらえるので、自然に取り組めています。無理をしている感覚がないのが良いです」(2歳女の子のママ)

私の体験から:家庭学習の罠に注意

ただし、ここで一つ注意したいのは、「家庭でも頑張らなきゃ」というプレッシャーです。私自身、長女の時は教材に振り回され、親子関係がギスギスしてしまった経験があります。

家庭でのフォローは「やれる範囲で、楽しめる範囲で」が大前提。お子さんが嫌がったり、保護者自身がストレスを感じたりするなら、無理をする必要はありません。

【要注意】コペルを選ぶ前に知っておきたい5つの課題

魅力的な面が多いコペルですが、すべての子どもに合うわけではありません。保育現場での経験と、実際に通われている保護者からの声をもとに、気になる点もお伝えします。

1. 授業のテンポが速すぎる?|じっくり考える時間が少ない可能性

コペルの50分間で20〜30種類の教材を使うということは、単純計算で1つの教材に2〜3分しかかけられません。この「テンポの速さ」が、すべての子どもに合うとは限りません。

こんなタイプの子には要注意

  • 慎重派の子:新しいことに時間をかけて取り組みたい子
  • 集中力が持続するタイプの子:一つのことに深く没頭したい子
  • マイペースな子:周りのペースに合わせるのが苦手な子

実際の保護者の声

「うちの息子は慎重な性格で,一つ一つの教材をじっくり見たがるのですが、次々と新しいものが出てくるので、いつも『もうちょっとやりたかった』という顔をしています。本人なりには楽しんでいるようですが、もう少しゆっくりでもいいのかなと思うことがあります」(4歳男の子のママ)

保育士としての見解

保育現場でも、「活動の切り替えが苦手」な子どもたちをたくさん見てきました。特に集中力の高い子や、こだわりの強い子は、急かされると逆にパフォーマンスが下がることもあります。

体験教室では、お子さんが「もっとやりたそうにしているのに次に移る」場面があるかどうか、ぜひ注意深く観察してみてください。

2. 費用の透明性|思わぬ追加費用にご注意

コペルの月謝は地域によって異なりますが、おおよそ以下のような金額です。

基本的な費用構造

  • 月謝:16,000円〜20,000円(50分×月4回)
  • 入会金:22,000円
  • 教材費:月額2,000円〜4,000円
  • 施設管理費:月額1,000円〜2,000円

「思っていたより高くなった」という声の原因

しかし、実際に通い始めてから「思っていたより費用がかかる」という声も聞きます。その主な理由は:

  1. 季節イベントの参加費:運動会やクリスマス会など、月額以外の費用
  2. 家庭用教材の推奨購入:「この教材があると家庭学習が充実します」という提案
  3. 進級時の追加教材費:年齢が上がるとより高価な教材が必要になる場合も
  4. 兄弟割引の適用条件:思っていたより割引率が低い場合も

私のアドバイス:最初に総額を確認

体験教室の際は、「年間でトータルいくらぐらいかかりますか?」と具体的に質問してみてください。月謝だけでなく、イベント費や教材費、進級時の費用も含めて教えてもらいましょう。

良心的な教室なら、包み隠さず教えてくれるはずです。逆に、曖昧な回答しかもらえない場合は、少し注意が必要かもしれません。

3. 効果が見えにくい|「成果」を求めすぎると親子でストレスに

右脳開発の効果は、「テストの点数が上がった」「字が書けるようになった」といった分かりやすい形では現れにくいものです。これが、保護者の不安や焦りにつながることもあります。

よくある保護者の悩み

  • 「半年通っているけど、何ができるようになったのか分からない」
  • 「同じクラスの子は○○ができているのに、うちの子は…」
  • 「高い月謝を払っているのに、効果が実感できない」

効果が見えにくい理由

  1. 右脳の発達は内面的な変化が中心:目に見える「技能」ではなく、「感性」や「想像力」の発達がメイン
  2. 個人差が大きい:同じ月齢でも、発達のスピードや現れ方は子どもによって全く違う
  3. 長期的な成果:今すぐの変化ではなく、数年後に「あの時の経験が活きているな」と感じることが多い

保育士としての経験から:見守る心の大切さ

保育現場で10年間働いて実感するのは、「子どもの成長は階段ではなく、らせん階段」だということです。一見、変化がないように見えても、内面では確実に積み重ねが起きています。

例えば、コペルに通っている子どもたちを見ていると:

  • 新しいことに対する好奇心が旺盛
  • 集中力が年齢の割に長い
  • 想像力豊かな遊びを展開する
  • 音楽やリズムに敏感

こうした変化は、数値で測れるものではありませんが、確実に子どもの内面に蓄積されています。

4. 集団活動が苦手な子には向かない場合も|個別対応の限界

コペルは基本的に6〜8人程度のグループレッスンです。講師は個々の子どもに配慮してくれますが、やはり集団活動が中心となります。

集団が苦手な子の特徴

  • 人見知りが激しく,なかなか慣れない
  • 大きな声や音に敏感で、集団の中では委縮してしまう
  • マイペースで、周りに合わせるのが難しい
  • 注意散漫になりやすく、集団だと集中できない

実際のケース

先日、3歳の男の子のお母さんから相談を受けました。その子は家では活発で好奇心旺盛なのに、コペルの教室では固まってしまい、一つも活動に参加できずに終わってしまうとのこと。

お母さんは「せっかく高い月謝を払っているのに」と焦っていましたが、私は「その子なりのペースで慣れていけばいい」とお伝えしました。ただし、3ヶ月経っても全く変化がない場合は、個別指導や少人数制の教室を検討することも必要かもしれません。

こんな子なら集団活動を楽しめそう

逆に、コペルの集団レッスンが向いている子の特徴は:

  • 人とのかかわりを楽しめる
  • 適度な刺激を好む
  • 新しい環境にも比較的慣れやすい
  • 他の子どもの様子を見て学ぶのが得意

5. 講師との相性|合わない場合の対処法が限られる

どんなに素晴らしい教育プログラムでも、講師との相性が合わなければ、子どもは十分に力を発揮できません。これは、コペルに限らず、すべての習い事に共通する課題です。

講師との相性を見極めるポイント

  • 子どもが講師に自然に近づいていくか
  • 講師が子どもの小さな変化に気づいてくれるか
  • 保護者への説明が分かりやすく、共感できるか
  • 子どもが嫌がったときの対応が適切か

相性が合わない場合の対処法

  1. 教室長に相談:まずは率直に気になる点を伝えてみる
  2. 曜日や時間帯の変更:違う講師のクラスに移ることが可能か確認
  3. 他の教室への移籍:同じ地域に複数の教室がある場合
  4. 一旦休会して様子を見る:子どもの成長を待つという選択肢も

私の体験から:合わない時は無理をしない

次女が1歳の時、某幼児教室に通っていましたが、講師の先生との相性がどうしても合いませんでした。先生自体は悪い方ではないのですが、次女が萎縮してしまい、家でも「行きたくない」と言うようになりました。

3ヶ月ほど通いましたが、思い切って退会しました。その後、違う形の習い事を始めたところ、次女は水を得た魚のように活き活きとしていました。

「お金がもったいない」と思う気持ちも分かりますが、子どもが楽しくない時間を過ごすことの方がもったいないと、今では思っています。

実際の費用はいくら?コペル料金体系を徹底解説

コペルを検討する上で、最も気になるのが費用の問題ですよね。公式サイトに載っている金額以外にも、実際にはさまざまな費用がかかります。ここでは、隠れた費用も含めて、リアルな年間費用をお伝えします。

基本料金の内訳|地域差についても詳しく

首都圏の標準的な料金

  • 入会金:22,000円
  • 月謝:17,600円(0〜2歳コース)/ 19,800円(3〜6歳コース)
  • 教材費:月額3,300円
  • 施設管理費:月額1,650円

地方都市の場合

  • 入会金:16,500円〜19,800円
  • 月謝:15,400円(0〜2歳コース)/ 17,600円(3〜6歳コース)
  • 教材費:月額2,750円
  • 施設管理費:月額1,100円

年間費用の計算例(3歳児・首都圏の場合)

  • 入会金:22,000円(初年度のみ)
  • 月謝:19,800円 × 12ヶ月 = 237,600円
  • 教材費:3,300円 × 12ヶ月 = 39,600円
  • 施設管理費:1,650円 × 12ヶ月 = 19,800円
  • 年間合計:318,000円(初年度)/ 297,000円(2年目以降)

隠れた費用に要注意|実際の保護者が支払った金額

基本料金だけでなく、以下のような「隠れた費用」も発生することがあります。

1. 季節イベント・発表会費用

  • 春の親子運動会:3,000円
  • 夏のサマーフェスティバル:4,000円
  • クリスマス会:5,000円
  • 年度末発表会:6,000円
  • 年間イベント費合計:約18,000円

2. 追加教材・家庭学習用品

  • 家庭用フラッシュカードセット:15,000円
  • 知育パズルセット:8,000円
  • 絵本・CD教材:年間20,000円程度
  • 任意購入の合計:約43,000円

3. 進級時の特別費用

  • 年中→年長進級時:新教材費 12,000円
  • 小学校準備コース移行時:教材費 18,000円

リアルな年間費用(3歳児の場合)

基本料金 297,000円(2年目以降)

  • イベント費 18,000円
  • 追加教材費 43,000円(すべて購入した場合) = 年間総額:約358,000円

保護者の実際の声

「最初は月謝だけで考えていましたが、イベントや教材を含めると,月に3万円以上かかっています。家計には正直厳しいですが、子どもが楽しそうなので続けています」(4歳女の子のママ)

他の幼児教室との費用比較|コペルは高い?安い?

主要な幼児教室との年間費用比較(3歳児コース)

  1. コペル:約360,000円(イベント・教材込み)
  2. ベビーパーク/キッズアカデミー:約280,000円
  3. 七田式教室:約320,000円
  4. くもん:約100,000円(3教科)
  5. こどもちゃれんじ:約36,000円(通信教育)

コペルが他より高い理由

  • 教材の種類と質の高さ
  • 少人数制(6〜8人)のレッスン
  • 講師の専門研修費用
  • 教室の設備・環境の充実度

費用対効果をどう考えるか

保育士として多くの教室を見てきて感じるのは、「高い=良い」「安い=悪い」ではないということです。大切なのは、その費用に見合った価値をお子さんが得られるかどうかです。

費用対効果を判断する3つの視点

  1. 子どもが楽しんでいるか:嫌々通っているなら、いくら安くても無意味
  2. 家庭の価値観に合っているか:「勉強」重視?「遊び」重視?
  3. 継続可能な金額か:無理をして家計を圧迫するのは本末転倒

費用を抑える裏技|賢い保護者が実践している節約法

1. 兄弟割引を最大限活用

  • 2人目:月謝10%割引
  • 3人目:月謝20%割引
  • 入会金は2人目以降無料

2. 紹介制度の利用

  • 紹介者・被紹介者双方に3,000円分のギフトカード
  • 複数紹介すればその分特典も増加

3. イベント参加の選択

  • すべてのイベントが必須ではない
  • 子どもが特に興味を示すものだけ参加
  • 年間2〜3個に絞れば費用は半分に

4. 教材購入の優先順位をつける

  • 講師に相談して、「今のお子さんに最も必要な教材」を聞く
  • 市販品で代用できるものは無理に購入しない
  • 中古品やフリマアプリも活用

5. 体験教室を有効活用

  • 複数回の体験教室(通常2〜3回可能)
  • 兄弟姉妹の体験も別々に受ける
  • 体験教室限定の無料教材をもらう

節約実践者の声

「兄弟2人で通っていますが、イベントは年2回だけ、教材は本当に必要なもの以外は買わないと決めています。それでも年間50万円近くかかりますが、以前は70万円だったので、20万円の節約になりました」(5歳・3歳兄弟のママ)

まとめ|コペルがあなたの子どもに合うかどうかの最終判断

ここまで、コペル幼児教室について詳しくお話ししてきました。最後に、「結局、うちの子にコペルは合うのかな?」という疑問にお答えするための判断基準をまとめてみますね。

コペルを強くお勧めしたい子ども・家庭

お子さんの特徴として

  • 新しいものに興味を示すのが早い
  • 音楽やリズムに反応しやすい
  • 集団の中でも自分らしさを発揮できる
  • 変化のある環境を楽しめる
  • 好奇心旺盛で「なぜ?」「どうして?」が多い

ご家庭の方針として

  • 楽しみながら学ぶことを重視している
  • 結果よりもプロセスを大切にしたい
  • 子どもの個性や感性を伸ばしたい
  • ある程度の教育投資は惜しまない
  • 他の子と比較せず、わが子のペースを尊重できる

コペル以外の選択肢を検討した方が良い子ども・家庭

お子さんの特徴として

  • 慎重で、新しい環境に慣れるのに時間がかかる
  • 一つのことに深く集中するタイプ
  • 大勢の中では委縮してしまいがち
  • マイペースで、急かされるのが苦手
  • 既に他の習い事で十分に満足している

ご家庭の事情として

  • 教育費にかけられる予算が限られている
  • 送迎の時間を確保するのが困難
  • 家庭学習を重視したい
  • より学術的で結果の見える教育を求めている

迷った時の判断基準|3つの質問

最終的な判断に迷った時は、以下の3つの質問を自分自身に投げかけてみてください。

質問1:「子どもが心から楽しめそうか?」

どんなに素晴らしい教育理論でも、お子さんが楽しくなければ意味がありません。体験教室での表情、帰り道での会話、翌日の様子などを総合的に判断してください。

質問2:「家庭の価値観と合致しているか?」

コペルの「楽しみながら感性を育む」というアプローチが、ご家庭の教育方針と合っているかどうかは重要です。「もっと厳しく」「もっと学術的に」と思うなら、他の選択肢も検討してみてください。

質問3:「継続可能な選択か?」

費用面、時間面、労力面で無理がないかも大切な判断材料です。「今は頑張れる」ではなく、「2〜3年続けられるか」という視点で考えてみてください。

最後に|完璧な選択なんてない。大切なのは…

10年間保育現場で働き、自分自身も子育てで数々の失敗を重ねてきた私からお伝えしたいのは、「完璧な選択なんてない」ということです。

コペルを選んでも、選ばなくても、それぞれに良い面と大変な面があります。大切なのは、選んだ道を後悔せず、お子さんと一緒に楽しんで歩んでいくことです。

一番大切なこと

どんな習い事よりも、どんな教材よりも、お子さんにとって一番の栄養は、お父さん・お母さんの笑顔と愛情です。

習い事を選ぶ過程で親がストレスを感じ、子どもに当たってしまうようなら本末転倒。「子どもの可能性を信じて、一緒に楽しもう」という気持ちを忘れずに。

この記事が、お子さんの将来を真剣に考えるあなたの参考になれば嬉しいです。どんな選択をしても、「わが子の幸せを願う親の気持ち」は変わりません。その気持ちがあれば、きっと良い道を歩んでいけると信じています。

あなたとお子さんの未来が、笑顔あふれる素敵なものになりますように。そして、もし何か迷うことがあれば、「子どもが楽しそうかどうか」を一番の基準にしてくださいね。


この記事は、モンテッソーリ教師資格(AMI)を持ち、10年間保育現場で働いた経験を持つ編集者が、実際の保護者の声や専門知識をもとに執筆しました。

※この記事の情報は2024年時点のものです。最新の料金やサービス内容については、直接各教室にお問い合わせください。